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2012年度(社)新潟青年会議所 スローガン

夢を抱く若き精鋭たちの結集なせば成る!新潟から明日の日本を創造する

未来を切り拓く責任世代に負託される使命

 失われた20年と言われるように、バブル崩壊以降、日本社会は混沌とし、未だに出口の見えない閉塞感に苛まれています。そして、それを裏付けるかのように、我が国における自殺率は諸外国と比較しても極めて高く推移し、年間の総自殺者数は交通事故による死者数を大きく上回り10年以上連続で3万人を突破しています。その多くは、年功序列型の終身雇用というシステムを一気に飲み込んだグローバリゼーションの荒波、極度の成果主義による競争社会の到来に起因しているのでしょうか。日本人は何か自信を失い、進むべき道標も見当たらず、右往左往しているように感じてなりません。
その一方、国際社会に目を向ければ、ITの発達に伴うボーダレス化が進んだと言われる半面、未だに世界は、自然環境を蔑ろにしてまでも互いの優劣のみを競い合う、不毛なパワーゲームに明け暮れているのが現状です。日本人が国際社会とりわけ西洋を強く意識し始めたのは幕末の頃であり、アングロサクソンとの対峙、戦争と同盟の歴史は僅か160年ほどですが、明治維新以降、日英同盟そして今も続く日米同盟と、彼らとの同盟関係が強固であるときほど日本は平和であると言われてきました。しかし、時代が変遷し、隣国である中国の軍事的、経済的な台頭や新興国の躍進を目の当たりにし、支柱なき争いが繰り広げられるであろう21世紀の国際社会において、我々は何を拠り所に、そして、何を目標に生きていくべきなのでしょうか。
この度の東日本大震災で世界が認め、共感したもの、それは、利己以上に利他を重んじる心、謙虚さや思いやり、和を大切にする日本人の行動原理でした。日本人は古来より神々は八百万に宿るものと信じ、自然のあらゆるもの、自分以外のものと共生共存していこうとする文化を構築し、子々孫々に伝承しながら日本史を形成してきました。社会が混沌とし、目標を失いつつある今だからこそ、我々は、先人たちの知恵、歴史から多くのことを学ぶ必要があります。権力や暴力で他人や他国を制圧し、自然環境までも破壊しながら自らを利する行動原理を「矛の論理」と定義するならば、共生共存を美徳とし、天災や暴風雨に耐え、柔の道、柔の形(じゅうのかた)で相手の力に屈しない行動原理、日本人の本質にあるものは、紛れもなく「盾の論理」と言えます。我々は、今一度、己自身の精神性に誇りを持ち、まずは自信を取り戻すことから始めなければなりません。
また、人類の歴史において、最も人口が多い地球に存在するという、その一方、我が国は少子化に伴う人口減少・超高齢社会に突入しています。当該社会のモデルケースは何処にも見当たらず、我が国は世界中のどの国よりも逸早く、この難題に立ち向かわなければなりません。つまり、国家、地域社会、そして個々人までもが依存体質からの脱却、自尊自立を問われ、戦略と責任感を持ち合わせた自律した自治能力を試される時代に直面しているのです。それゆえに、未来を切り拓く責任世代である我々青年が難題こそ積極果敢にトライし、相手の力に屈しない外交・対話力、経済・生産力、何よりも自立した人間力を高めていかなければなりません。自信と責任を身に纏い、なせば成ると信じ、研ぎ澄まされた国際感覚で足元の問題から一つ一つ解決策を探り、夢の創出、その実現へと邁進しなければならないのです。

会員増強による若き精鋭たちの結集と力強い組織の形成を目指して

 公益法人制度改革における法人格移行期限が差し迫る中、社団法人新潟青年会議所(以下、新潟JC)は、2011年度の定時総会において、一般社団法人格取得へ向けて舵を切りました。公益目的事業比率の厳守を始めとする行政主導の枠に囚われない柔軟な結審を下しました。しかしながら、新潟JCは地域社会のリーダーたらんとする組織であり、個々の輝き、個々の限りない成長を最優先しながら、組織力を一層高め、明るい豊かな社会の実現へと邁進しなければなりません。目指すべきものは何一つ変わらないのです。
我々の運動を展開していく上で最も重要なこと、それは会員増強です。そして、その手法の一つとして、新入会員募集が挙げられます。新潟JCメンバーひとり一人が、この組織に在籍することに誇りを持ち、会員拡大を常に意識し、実践していくことは、組織力の向上のみならず個々の成長にも繋がります。それゆえに「メンバーひとりが新たな同志ひとりを獲得することは当然の義務である」という使命感を抱けるような環境を整備、構築することが組織として求められます。また、来るべき同志、新入会員に対するオリエンテーションとして、先人たちの知恵、世界に誇る「盾の論理」を育んできた日本という国家を敬愛し、ふるさとを愛しみ、地域社会に貢献でき得る人財へと導けるような研修事業も必要となります。メンバーと新入会員、互いの意識向上、そして、精神的にも自律し、経済的にも自立した、難題こそ積極的にトライする夢あふれる人財育成の実践こそが、真の会員増強に繋がるものと固く信じます。
会員増強や人財育成の次に重要なこと、それは力強い組織の形成です。在籍するメンバーひとり一人が積極的に事業へ参加し易いような雰囲気を組織として醸成させ運営していくこと、それこそが組織力強化への第一歩であると考えます。公益法人制度改革の流れに乗じ、受け継がれてきた定款・諸規則・諸規定等の再検討、再構築も含め、新たな組織形態を確立させ、全メンバーが一致団結して事業展開できるよう、柔軟な発想と新しい戦略を携え、より一層の組織力強化に努めていかなければなりません。
また、強固な組織力を築くためには、新潟JCシニアクラブとの積極的な交流も欠かすことは出来ません。各種交流事業を通じ、諸先輩方の経験から知恵を学び、組織運営の一助としていくことは非常に大切なことです。長きに亘りLOMに蓄積された財産を生かしながら、継承すべきものと斬新な発想とのバランスから導き出される確かな合理性を追求し、スムーズな組織運営を総務的に展開していく必要があります。
加えて、メンバーひとり一人の会費から成り立つ社団法人として、予算や決算を始めとするLOM内における財政管理、コンプライアンスなどの規則審査の徹底も組織運営には欠かせません。同時に、事業を展開するメンバーのモチベーションを向上していくため、ある種の競争原理を用いた組織力強化も必要なこととなるでしょう。いずれにしても、我々は、揺るぎない責任感を抱き、組織としてのバランス感覚を常に意識し、総合力を持ってJC運動を展開していかなければならないのです。

絆や繋がりを大切にする共生社会の復活、「盾の論理」確立から全てが始まる

 明るい豊かな社会の創造を目指す我々にとって最も必要なこと、それは、どのような社会を構築していくべきなのか明確なビジョンを描くこと、そして、現実社会の矛盾や利害を乗り越え、その理想とする社会を実現し得るに相応しい考え方や論理を確立させ、広く発信していくことに他なりません。
古来より日本人には、自然との共存や繋がりは勿論、家族の絆や共同体における他者との繋がり、和を大切にする農耕民族としてのアイデンティティが確立されていると言われてきました。しかしながら、その固持すべき論理を忘れているかのごとく、最近では、単身高齢者の孤独死からも垣間見られるように、絆や繋がりを断ち切る無縁社会を形成しつつありました。敗戦で「矛の論理」に屈した日本人は、自信を喪失し、誇るべき精神性も見失ってしまったのでしょうか。
しかし、この度の東日本大震災の瓦礫の中、我々が理想とする共生社会復活への微かな希望が日本各地、世界中に光を照らしました。生存競争が激化する時代、我々は己自身を見つめ直し、自然や他者と共に生きるという自律した自治能力を再修得し、今こそ、絆や繋がりを大切にする共生社会を復活させていかなければなりません。
日本人に農耕民族としての「盾の論理」、そのアイデンティティが確立されているとするならば、日本の原風景を網羅する広大な越後平野、信濃川や日本海の豊富な水資源に恵まれ、自然と共に生きてきた我々新潟人が育んできた気質は、紛れもなく、純日本人そのものと言えるのではないでしょうか。また、江戸時代、権力者の「矛の論理」に屈せず、湊町新潟で住民自治を確立させた「明和騒動」として語り継がれる明和義人(町民)たちの気質とは、一体どういうものなのでしょうか。消極的とも言われる新潟人からは想像もつかない離れ業を成し得た先人たちの気質、自律した自治能力も我々のDNAに宿っているのではないでしょうか。我々は新潟人の本質を改めて探求し、そこに世界に類を見ない何かしらの優位性があるならば、そのアイデンティティを再認識し、誇りを持ち続けなければなりません。新潟JCは、新潟のこころを探求し、共生社会復活への確かな一歩として、そのこころを後継者に伝承していく運動を展開していきます。
東日本大震災を始めとする日本各地における未曾有の大災害は、我々に試練を与え続けています。神々は自然のあらゆるものに宿るものと信仰し、自然に対し常に畏敬の念を抱いてきた日本人に対し、またしても神は難題を突きつけたのです。しかし、我々は、畏敬する神の教訓から学ばなければなりません。我が国は火山を有する地震大国であり、四方八方が津波の危険に曝される海洋国家です。もし仮に、自分たちの住む地域が大惨事に見舞われたとしたら、我々は果たして本当に大切な人を守り抜くことが出来るのでしょうか。家族の絆や共同体における他者との繋がりを大切にするアイデンティティは、本当に機能し得るのでしょうか。己自身を見極めること、隣人を深く知ること、地域社会の自然環境を把握しておくこと、備えなければならないことは無数に存在します。今、我々に必要なことは、縦軸である絆と横軸である繋がりを強固に織り成し、地域社会全体として、有事の際に迷わず対応でき得るディフェンス能力を高めておくことです。新潟JCは、誇るべき「盾の論理」を見つめ直し、今一度しっかりと確立させ、足元から伝播させていく運動、絆や繋がりを大切にする共生社会を新潟の地から復活させていく運動を力強く展開していきます。

チャレンジ精神を追求し、難題こそ積極果敢にトライしよう

 目指すべき理想や目標、揺るぎない信念を確立させた上で、次に大切なもの、それは、そこに宿るべき限りないチャレンジ精神です。20歳から40歳までとする、いわゆる青年世代の集まりである新潟JCは、様々な色合いを持つ多くのメンバーが日夜、活発な議論を交わし合いながら、地域社会に貢献する運動を長きに亘り展開してきました。そして、いつの時代も変わらないこと、それは、夢を抱く若き精鋭たちが結集し、難題こそ積極果敢にトライしながら活動しているということ。なぜならば、それこそが青年の使命だからです。それゆえに、国内外において価値観が多様化し、社会が複雑化している昨今において、精鋭たちが結集する新潟JCの役割、そのチャレンジ精神の追求は非常に重要となります。
国難とも言われる東日本大震災の復旧・復興が、我が国にとって喫緊の課題であることに間違いはありません。しかし、その一方で我々は、震災発生以前にも目を向け、解決すべき様々な難題が山積していたことにも注視しなければなりません。年金・医療など社会保障の問題を内包する少子化に伴う人口減少・超高齢社会への対応、無縁社会の問題や子供たちの教育問題、さらには農業問題や就労問題に絡む環太平洋経済連携協定(TPP)への対応など、解決すべき様々な難題が我が国には多数存在しています。また、拉致問題や領土・領海問題などの対応からも垣間見られるように、縦割り行政から発案される一辺倒の国策だけでは一向に問題解決の糸口が見えていないのも現状です。これらの難題に対しては、国家の行く末を担う青年世代の我々にも直接関係する問題であるがゆえに、政府に頼ることのみならず、我々自身も積極的にチャレンジしていかなければなりません。新潟JCは精鋭たちの知恵を結集させ、様々な国内的諸問題に対する総合的解決策を探究し、我々が理想とする共生社会復活への一助となる画期的な提言を新潟から発信していきます。
さらに、国際社会に目を転ずれば、人種差別や人権問題など、より一層深刻な問題が存在しているのも事実です。世界には様々な国と地域があり、政治、宗教、文化など、物の捉え方や考え方が異なる多種多様な人間が存在するからです。国際的な諸問題を解決するための一助として、地域に根ざす我々に出来ること、それは、身近な外国人と触れ合い、愛情を深め、相互理解力を高めていくこと、それ以外には無いのかもしれません。しかし、相手に何をどのように伝えたいのか懸命に考えようとすること、相手が何をどのように考えているのか真剣に知ろうとすること、その真摯な姿勢こそが相互理解への近道であると信じます。そして、グローバル社会の中で生きる我々は、外国人との交流から多くのことを学び、率先して国際感覚を身につけ、世界平和の実現に貢献でき得る能力を育成、備えていかなければなりません。幸いにして、我々新潟JCは、大韓民国ソウル汝矣島青年会議所、中華民國板橋國際青年商會と姉妹JCであり、長きに亘り幾度となく交流を重ね、その信頼関係の構築に努めてきました。2012年度の新潟JCは、培ってきた相互理解力を一層高め、外国人との愛情あふれる交流と自己研鑽により、個人と組織の器を大きくし、明るい豊かな社会の実現、世界平和へ寄与する運動を新潟から積極果敢にトライしていきます。
相互理解と言えば、テレビや雑誌、各種講演会などでも、その重要性が頻繁に話題として挙がるように、価値観が多様化した現代社会において、コミュニケーションというものが最も大切な時代になりました。隣人との交流を含め、身近なコミュニティにおいても大切な要素の一つとなり、地域に根ざした事業を展開していく新潟JCにとっても、自分たちの運動や他団体の活動を互いに理解し合うためのコミュニケーション能力の向上こそが非常に重要であると考えます。それゆえに、ITを駆使したデジタル的な情報発信や広報活動は勿論のこと、市民や外部団体と触れ合うアナログ的な交流の場の創出にも努め、デジタルとアナログの相互補完的な手法を用いながら、明るい豊かな社会の実現を目指す我々の運動を幅広く伝播し得る能力を高めていかなければなりません。新潟JCは、今まで以上に各種メディアと連携しながら、情熱あふれるコミュニケーション能力を発揮し、市民や外部団体に対して、斬新なアイデアや夢あふれる提言を発信し続けていきます。

世界に誇るNIIGATAを創造し、ふるさと再生から日本に元気を取り戻そう

 富国強兵、殖産興業に始まった明治維新以降、日本人は欧米列強を目標に国力の増強に努め、戦後昭和の国策も同様、中央集権国家体制が功を奏し、我が国は世界第2位の経済大国にまで登り詰めました。しかし、バブル崩壊以降、日本経済とりわけ地方経済は低迷、一気に活力を失い、デフレ経済からの脱出はもとより国家体制の再構築すら余儀なくされているのが現状です。混沌としたグローバル社会を生き抜くために我々は、今一度、足元から見つめ直し、地域社会の発展について真剣に考え、ふるさと再生から日本を元気にしていかなければなりません。
官僚支配からの脱却による徹底的な行財政改革、規制緩和、中央集権から地方への分権化、権限や財源の移譲、地域主権社会へ向けての政治主導が叫ばれて久しい昨今、スピード感あふれる時代であるにもかかわらず、中央での議論は停滞するばかりで、我々が地域経済の疲弊から抜け出せる手立ては何一つ明示されていないと言っても過言ではありません。その一方、世界経済は刻一刻と変化しています。時代錯誤で無能な為政者に自らの運命を託し、目標設定までも依存したまま、指を咥え座して待っているほど、我々に悠長な時間は無いのです。衰退しつつある地域経済に生きる我々にとって、今すぐにでも取りかからなければならないこと、それは、地域の今ある宝を研磨し、世界へ発信していくこと、さらには全てを国家に依存しない、諸外国と直接結びつきながら生きていける自立した都市像を策定していくことに他なりません。地域の強みを生かし、グローバル社会を生き抜く自立した国際都市NIIGATAを確立させ、新潟から明日の日本を創造する、その気概こそ、我々には必要なのです。この愛すべき、ふるさと新潟の未来を堅持する責任は我々青年世代にあります。それゆえに新潟JCは、中央集権と地方分権および新潟州(都)構想の是非や功罪について、今一度、細部にまで掘り下げて調査・研究し、未来の子供たちに残すべき自立した国際都市NIIGATAの確立へ向けて都市像を策定し、その道筋を提言していきます。
一方、行政機構の集権化や分権化の議論を推し進めていくだけでは、雇用の創出、地域経済の活性化には繋がりません。現在、人口81万人の政令指定都市である新潟ですが、北陸新幹線が東京と金沢を結ぶ時代、交流人口や定住人口を増やす努力をしていかなければ、日本海側の何処にでもある小さな地方都市として埋没、衰退の一途を辿るということも考えられます。それでは、地域間競争が激化する中、他の都市に比べ歴史的にも文化的にも観光資源に乏しいと言われる新潟にとって、交流人口や定住人口を増やすための方策として、今、一体何が必要なのでしょうか。
日本国内にある大企業の誘致や積極的な外国資本の導入という手立ても考えられます。しかし、それでは真に自立した地域経済とは言い難いものがあります。我々が早急に考えなければならないことは、地域資源を生かした新産業の育成です。広大な越後平野から生まれる米や日本酒に限らず、新潟にはマンガやアニメという誇るべきコンテンツ、文化があるとも言われていますが、それだけに留まらず、新潟が国際的に通ずるコンテンツは身の回りに限りなく存在するはずです。新潟を拠点にする新たな高付加価値産業を育成し、それに関連する様々な分野を巻き込み、新潟発のビジネスモデルを確立させ、そこに従事する定住人口、そこから見出される価値に共感する交流人口を増やす、それこそが我々にとって急務であると考えます。地域の仲間たちと真剣に議論を交わし合い、国際競争力のある高付加価値産業の育成へ向けて新潟JCがアイデアを見出し、新たなビジネスモデルを確立していくことは、目標を喪失しつつある全国の地方経済にとって必ずや励みとなるはずです。新潟JCは地域経済の発展のため、明日の日本の創造に寄与するため、新たなビジネスモデルの確立により、諸外国と直接結びつきながら生きていける世界に誇るNIIGATAの創造を目指します。

活力ある明日の日本を創造するため、夢あふれるNIIGATAを発信しよう

 我々の幼少期、1970年代後半から1980年代を思い返すと、日本社会には活力があり、夢がありました。加えて、そこには安心というものがあったようにも感じます。いわゆる偏差値教育という競争社会の狭間で生活していたとしても、右肩上がりの日本社会では、年功序列型の終身雇用というシステムが社会的セーフティーネットとして機能し、ゆりかごから墓場まで安心して生きていける担保、元気の源が存在していたのです。しかし、バブル崩壊後の急激な社会構造の変化、グローバリゼーションの荒波に対応できず、ぬるま湯に漬かりハングリー精神を置き去りにしてきた大人たちは、未だに進むべき目標を見出せず、未来ある若者も夢を描くことすら忘れているように感じてなりません。それでは、活力ある明日の日本を創造するため、我々に求められるものは、一体何なのでしょうか。
国際競争が激化する中、もはや我々の幼少期のような安心できるレールは存在せず、今現在、物質的に豊かな日本社会であったとしても、10年後、30年後、50年後の未来を誰かが保障してくれる訳ではありません。もう一度、活力ある日本社会を取り戻すためには、国家百年の計、教育の再生こそが急務なのです。今、子供たちに最も必要とされる教育、それは、生き抜く力の育成すなわち考える力、創造力を培う教育です。レールから逸脱したとしても、自力で再び這い上がり生き抜いていける強さ、それこそが未来ある子供たち、今の若者には必要不可欠です。そして、創造力を働かせ時代を先読みし、自らがリーダーとなり周囲を牽引していく勇気、弱者を守り抜いていける能力の開花も明日の日本には欠かせません。我々は、ハングリー精神さらには起業家精神の種を植えつけ、心技体のバランスが充実した創造力あふれる人間へと子供たちを育成していかなければならないのです。新潟JCは、未来のリーダーを発掘し、明日の日本に貢献していく若者を新潟から育成、輩出していくための運動を積極的に展開していきます。
そして我々自身に今、最も必要なこと、それは明日への夢の創出です。とりわけ若者に夢を託す以前に、我々大人たちが率先して夢を語らなければ、若者も未来に夢を描くことは出来ません。では、夢とは何か、どこから生まれるものなのか。それは、ドキドキする気持ち、ワクワク感から生まれるものなのではないでしょうか。子供の頃、目を瞑り、宇宙空間を想像した経験は誰にでもあるはずです。どこまでも続く世界に無限を感じました。この宇宙空間に地球が誕生したのが約46億年前ですから、平均寿命が100歳にも満たない小さな存在が地球を支配することなど、そして、人間の脳から発明される科学技術が宇宙を超越することなど、到底、あり得ないことなのでしょう。しかし、無限の中に存在するからこそ、そこに夢があるのです。居眠り運転していても交通事故を起こさず走行し続ける自動車。操縦士がいなくとも誰もが世界中を自由に飛びまわれる航空機。コストや環境問題を意識せずとも気ままに活用できる新型エネルギー。考えれば考えるほど夢は膨らむばかりです。
そして、明るい豊かな社会を構築するために今世紀、世界に必要とされるもの、それは、「矛の論理」ではない「盾の論理」を搭載した科学技術です。スパコン「京」の躍進に限らず、日本人の現場力から生み出される科学技術には無限の可能性があります。それゆえに我々日本人は逸早く自信を取り戻し、明日への夢を創出し、活力ある日本の再生を皮切りに、世界平和に貢献していかなければなりません。そして、閉塞した日本社会に活力を取り戻すため、我々新潟JCに課せられた使命、それはドキドキ、ワクワクする夢を創出し、力強く発信していくことに他なりません。なぜならば、夢を抱く若き精鋭たちが結集している組織、それが新潟JCだからです。新潟JCは、夢あふれるNIIGATAを発信し、新潟から明日の日本を創造する運動を展開していきます。

なせば成る!新潟から明日の日本を創造し、世界史に貢献しよう

この地球上に人類が誕生したのは、数百万年も昔のこと、猿人が直立二足歩行を始め、石器と火、そして言語を使う現生人類が現れ、文字の発明によって世界史は始まりました。しかし、我々にとって学ぶに足る世界史も地球の歴史に比べれば、ごく最近の物語であり、地球誕生から現在までを1年間365日のカレンダーに集約してみれば、我々は12月31日午後11時59分59秒の時点に存在するに過ぎないということに気づかされます。科学技術が発達し、生活水準が向上し、どんなに先進医療が充実したとしても、古今東西、人類の寿命、そして我々の運命も、地球そのものには遠く及ばないのです。しかし、どんなに短命で小さな存在に過ぎないとしても、我々人類には譲ることのできない衝動があります。明るい豊かな社会の実現、世界平和という限りない願望です。それでは、その理想への近道、我々が信じて進むべき道標、目指すべき行動原理とは、一体何処にあるのでしょうか。
生物学的に言えば、未来を生き抜いていけるのは、現時点で強いと称される種ではなく、変化に対応できる種と言われます。これは地球上のあらゆるもの、とりわけ我々人類、人間社会においても同様のことが言えるのではないでしょうか。それゆえに我々に秘められているもの、それは時代の流れを先読みし、自ら時代を切り拓き生き抜いていく、まさにフロンティア精神なのかもしれません。しかし、その一方で我々は、優しさ、思いやりの心を常に持ち合わせ、寛容な気持ちを忘れることなく、謙虚な態度で真摯に行動していかなければなりません。なぜならば、世界には多種多様な人間が存在し、己自身と考え方が異なる者を暴力で押さえ込み、自らの正義のみを振りかざし略奪していく「矛の論理」による開拓では、明るい豊かな社会の実現、世界平和は、絶対に成し得ないからです。
それゆえに、農耕民族の知恵、和を大切にする精神性、子々孫々に伝承しながら築いてきた「盾の論理」が世界に大きく貢献する時代が来ていると信じ、今こそ、その誇るべき精神性を世界へ伝播させ、日本人は自信を持って21世紀のグローバル社会を牽引していかなければならないのです。そして、そのためにも、純日本人の精神性を持ち合わせているとされる我々新潟人、とりわけ、その青年世代である新潟JCこそが、逸早く日本の閉塞感を打ち破るような運動、明日の日本を創造する運動を展開し、明るい豊かな社会の実現、世界平和への筋道を明示していかなければなりません。国際感覚を身につけ、時代の変化に恐れず、柔軟かつ斬新な発想を携え、自尊自立、どんな難題にも積極果敢にトライしていく。ドキドキ、ワクワク、時には自ら変化を繰り出し、ムーブメントを巻き起こしていく。まさに、それこそが青年に与えられた特権であり、変革の能動者たる我々の使命なのです。我々新潟JCには限りない可能性があります。

夢を抱く若き精鋭たちの結集
Think Globally, Act Locally
なせば成る!新潟から明日の日本を創造する

2012年度社団法人新潟青年会議所は、日本の再生を信じ、21世紀の世界史に大きく貢献し得る運動を力強く展開していきます。

事業計画

①一般社団法人格取得へ向けての準備・申請
②地域社会に貢献する組織力増強のための会員拡大および人財育成
③絆や繋がりを大切にする共生社会復活へ向けての各種交流事業の企画・実施
④市民および外部団体との夢あふれる協働連携事業の企画・実施
⑤新潟から明日の日本を創造するための各種提言書の作成・発信
⑥日本JC(本会・北陸信越地区協議会・新潟ブロック協議会)への積極的な参画