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にいがた未来子ども食堂~長谷川委員長インタビュー

事業説明
6月の1ヶ月間、社会福祉協議会の皆さんと、フードバンクにいがたの皆さんと協力して閉鎖している市内数箇所の子ども食堂でお弁当の配布を行いました。

Q1、この事業を思いついた経緯を教えて下さい。

テレビやインターネットで新型コロナウイルスにより子ども食堂が中止されているというニュースをいくつか目にしました。経済的に貧困な家庭の子ども達が困っていることを知り、まずは子ども達にすぐに弁当を届ける必要があると感じました。また、コロナ禍でも子ども食堂が持続的に運営されないと困ってしまう子どもたちがいるので、今を助ける活動と未来を見据えたアイデアが必要だと思って、この事業に至りました。

Q2、結果はどうでしたか?

弁当配布を始めると、口コミで広がり多くの子どもたちやその親が弁当を受け取りに来てくれました。弁当を受け取る子どもたちは笑顔でとても喜んでくれましたし、アンケートではたくさんの感謝の言葉をいただきました。

Q3、当日を迎えるまでに苦労したところはどこですか?

子ども達のニーズを収集することです。実際、インターネット等の情報では子ども達が困っているという情報はたくさん出てきますが、子ども食堂に関わったことがない私は実感が湧きませんでした。そこで、社会福祉協議会や子ども食堂の代表者へヒアリングを通じて、子ども達の声を聞くことができましたが、様々な団体や関係者へのヒアリングには苦労しました。

Q4、新潟青年会議所メンバーを巻き込むために工夫したところはありますか?

弁当配布を新潟青年会議所メンバー全体で行うことです。これまで、感染対策のためオンラインでの会がほとんどでしたので、現地に集合し一緒に弁当配布を行うことで、久しぶりの対面でのコミュニケーションができ、短時間でも集まって何か一つのことをすることで一体感のようなものが生まれました。

Q5、この事業を通じて、どんな未来を作りたかった、作れましたか?

有事の際であったとしても、地域の宝である子ども達にはまずはお腹いっぱいになってもらう。そして、笑顔で生活が送れる。そんな未来を思い描いて事業を実施しました。期間内はたくさんの子ども達の笑顔や感謝の声が聞けました。思い描いた未来を少しは実現できたと思っています。

Q6、コロナ禍の中で考えなければいけないことはありますか?

感染拡大を起こさないことは大前提ですが、コロナ禍の中で困っている人がいることを認識する必要があります。もちろん困っている人はたくさんいますが、もともと社会的に弱い立場の人が声も上げられず、注目されず、静かに困っていると思います。我々青年会議所が率先して、その人たちの支援をする使命があると思っています。

Q7、新潟青年会議所メンバーにメッセージを。

事業を通じて目の当たりにした子ども達の笑顔を守れるよう、一丸となり支援を続けていきましょう。また、今回知った子ども達の現状を多くの人に伝えていきましょう。

Q8、新潟青年会議所メンバーではない方に向けて一言。

正直なところ、事業を企画するまでは子ども食堂という単語さえあまり聞いたこともありませんでした。事業を計画する段階で子ども食堂の存在や大切さ、困っている現状をたくさん知ることができました。子ども食堂を知ることで行動が変わりました。少しでも多くの方が子ども食堂の存在を知ることで、その人たちの行動が変わります。それが広がっていくとやがて大きな支援の輪ができ、未来を担う子どもたちみんながこれからも明日を切り開いていけるのではないかと思います。