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3月公開例会を振り返って

・この例会に至った新潟の課題

新潟には様々な課題がありますが、当委員会では若者の人口流出に着目して3月公開例会を事業構築してまいりました。進学や就職によって新潟を離れていくことは仕方のないことかもしれません。しかし、新型コロナウイルスの影響により、リモートワークの導入が進み、都心部にいなくても仕事ができる環境になっていくと考えています。また、仕事がないという声もよく耳にしますが、選ばなければ仕事はいくらでもあると思います。個人的には、生活のためだけに仕事をする、給料をもらうために生活するということは、とてもつまらないことだと感じています。誰かの困りごとを解決することがビジネス(仕事)であるならば、地域課題(地域の困りごと)を解決することが仕事になるのであれば、やりがいもあるのではないかと考えました。残念ながら日本の学校教育ではビジネスについて教わる機会は多くありません。知らないことによって選択肢が少ないということが現状です。若者の新潟離れの課題として3月公開例会の開催に至りました。

 

・この例会で達成したかったこと

3月公開例会に参加していただいた学生の皆様に株式会社ボーダレス・ジャパン様の取り組み事例を聞いていただき、同年代の社会問題に取り組んでいる人がいることを知ることで、自分たちが地域課題に取り組む当事者であるということに気づいてもらうこと、また、新潟青年会議所メンバーと共に協働して地域課題に取り組む、第一歩を踏み出してもらうことを目的としました。

 

・苦労したこと

学生の動員が一番苦労しました。「2月、3月は春休みとなりが各学校に案内をしても、春休みで学生が学校に来ないのでどこまで周知できるかわかりません。」と言われるばかりでした。今回、コミュニケーション戦略委員会にYouTube広告をお願いしました。作成していただいた動画の再生回数は1万回を超えました。効果の検証についてはこれからですが、学生を対象とする事業の難しさを痛感しました。予定者段階から開催まで約半年間の準備期間がありましたが、委員会メンバーが確定する前から議案の作成を始めます。委員会メンバーをなかなか巻き込みきれないまま、理事会審議を通過し、実施まで2ヶ月という状況になりました。委員会メンバーには様々なことを直前でお願いすることになり、委員会運営という点で反省しております。

 

・やってみての感想

率直に、大変なこともありましたが、終えてみれば楽しかったです。

学生を動員する難しさも実際に経験してみないとわからないことは多々あります。今年度最初の対外例会でプレッシャーもありましたが、自分たちの色は出せたのかなと思っています。3月公開例会がゴールではなくてスタートですので、4月から始まる学生との協働に向けてしっかりと準備をしていきたいと思います。

 

・メンバーへメッセージ

3月公開例会にご参加いただきありがとうございました。

運営面では至らない点が多々あったと思いますが、NJCCSにてご意見を頂戴できれば幸いです。新潟青年会議所はビジネスで地域課題の解決に取り組んでいるわけではありませんが、本例会での講演から、皆さまの社業に取り入れられるものがあれば嬉しく思います。また、私たちの運動を広く発信するためには、たくさんの人が必要なことも事実です。新潟青年会議所にはまだ入会できない学生たちと接点をもち、未来を担う若き人財と繋がっておくことは重要だと感じております。4月から学生との協働事業がスタート致しますので、メンバーの皆さんのお力を貸していただきたいです。よろしくお願い致します。

 

・対外へメッセージ

3月公開例会にご参加いただきありがとうございました。今回は学生の方向けに事業を開催させていただきました。新潟青年会議所の事業に初めて参加された方も多いのではないでしょうか。私たちはそれぞれが仕事を抱えながら、仕事ではなく地域の課題に取り組み、どうやったら新潟がより良くなるかを考えて運動を展開している団体です。一人の力ではどうにもならないことでも、たくさんの人たちの力を合わせることで解決できることもあります。また、人の数だけ色々なアイデアが生まれます。現在、住んでいるこのまちは、誰かの手によって創られてきました。これからのまちを創っていくのはみなさんだと思います。

鈴木様のご講演には「共に生きる」「共に助け合う」というキーワードがありました。学生の皆さんの目には、新潟は足りないものだらけに映るかもしれません。足りないものだらけならば、皆さんの手で足りないものを創っていきませんか?

一人でも多くの方が地域課題を見つけ、私たちと共に地域課題を解決するためのアクションを起こしてくださることを楽しみにしています。4月から新しい事業をスタート致します。たくさんのご参加お待ちしております。

Work Together!!

地域人財創出委員会

委員長 竹村 祥吾